袱紗を使うのは大切なマナー
慶事ではご祝儀袋にお金を入れて、弔辞では不祝儀袋にお金を入れます。
どちらの場合も、受付に渡しますがそのときにお金を包む袋ごと袱紗で包むのがマナーです。そのままかばんやポケットに入れて持ち歩くことはあまり良い行為ではありません。こののし袋を包む布を袱紗と言いますが、お金や水引を汚さないという目的があります。
また、気持ちも一緒に包むという意味もあります。もし、袱紗を用意できない場合でも、柄の入っていない無地の布やハンカチ、風呂敷などで包むようにしましょう。慶事と弔辞では袱紗に使える色が違います。慶事の場合は、赤やえんじ色など明るい色を使います。一方弔辞ではグレーや紺色、紫などを使います。
慶事でも弔辞でも使えるのは男性は藍色、女性はえんじ色になります。どちらも明るい色ではなく深めの色にしましょう。男性でも女性でも使えて、慶事と弔辞のどちらにも使える色は紫色です。もし、袱紗をこれから購入する場合には、どちらにも使うことができる紫色がおすすめです。
袱紗から出して受付に渡す場合は、のし袋に書いている表書きを、受付の人が見えるように渡します。その際できれば両手を添えて渡すと良いでしょう。